週刊AI会計ダイジェスト 2026年 第10週(3/3〜3/9)

確定申告シーズン真っ只中の1週間。e-Tax、freee、マネーフォワード、弥生の各社がAI機能を次々と強化し、申告業務の自動化が一気に加速した。税理士業務のAI代替可能性に関する調査報告も話題を呼んだ。


今週の厳選5本

1. e-Tax、AI自動入力で連携項目を3倍に拡大(3/3)

国税庁がe-Taxスマートフォン申告のAI自動入力機能を大幅強化。マイナンバーカード連携の自動取得項目が12項目から36項目へ拡大した。過去3年の申告データからAIが「追加すべき控除」を提案するレコメンド機能も新搭載され、申告漏れの防止に貢献する。マイナポータル連携による医療費の自動集計も大きな進歩だ。

2. freee、GPT-4o活用で仕訳提案の正答率94%を達成(3/3)

freee株式会社がGPT-4oを活用した仕訳提案エンジンをアップデート。曖昧な取引説明でも文脈から適切な勘定科目と消費税区分を推定し、正答率94%(従来比+8ポイント)を実現した。青色申告65万円控除の要件チェック機能もAIが自動実行し、不足要件を案内する仕組みを搭載している。

3. 税理士業務42%がAI代替可能——業界に衝撃の調査報告(3/7)

税理士業務のうち42%がAIにより代替可能との調査報告が公表された。記帳代行・仕訳入力・月次レポート作成など定型業務の自動化が急速に進む一方、税務コンサルティング・事業承継支援・国際課税対応など高度な判断を要する業務はAI代替が困難とされる。税理士の役割が「作業者」から「アドバイザー」へとシフトする転換点を示す数字だ。

4. AI請求書処理・OCR精度99%到達でインボイス制度対応が加速(3/8)

AI-OCRによる請求書読み取り精度が99%に到達したとの検証結果が報告された。インボイス制度対応において、適格請求書の登録番号・税率区分の自動判別がほぼ完全に自動化できる水準に達している。経理担当者の手入力工数が大幅に削減される見込みだ。

5. 弥生会計Next、対話型AI仕訳と銀行API50行連携の大型アップデート(3/9)

弥生株式会社が弥生会計Nextの大型アップデートを発表。対話型AI仕訳「AI取引入力」が正式版に移行し、日本語入力からの仕訳提案に加えて根拠説明機能も搭載。銀行API連携を54行に拡大し、財務健全性スコアリング機能でキャッシュフロー悪化の事前警告も可能になった。


今週の実務インパクト

CPA試験合格者による総括コメント

今週最大のトピックは、確定申告シーズンを控えた各社のAI機能強化ラッシュだ。e-Tax・freee・マネーフォワード・弥生の全社がAI仕訳・自動入力を競い合う構図が明確になった。特にfreeeのGPT-4o連携(正答率94%)と弥生の対話型AI仕訳は、簿記知識のないユーザーでも正確な仕訳を作成できる時代が到来したことを示している。

一方で「税理士業務42%がAI代替可能」という調査結果は、業界に大きなインパクトを与えた。ただし、これは「代替される」ではなく「代替可能」であり、実際の移行には数年を要する。税理士が今後注力すべきは、AIでは対応困難な税務戦略の立案・事業承継・M&A税務など高付加価値領域だ。

実務者としては、AI-OCR精度99%の到達により、インボイス制度対応の経理工数が大幅に軽減される点に注目したい。適格請求書の手入力チェックからAI自動判別への移行は、今四半期中に完了させるべき最優先DX施策といえる。


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この記事はAIによる自動収集・要約をベースに、CPA試験合格者が監修しています。 正確性には万全を期していますが、具体的な税務判断は専門家にご相談ください。